Iconographerでムキー

Iconographerを使って、OSX用のicnsファイルからWindowsXP用の32ビットカラー&8ビットマスクを含むicoファイルを生成していて、妙な動作に気がついた。
このソフト上で32ビットカラーの画像を256色その他のエリアにドロップすると、自動でディザをかけて減色してくれる*1のだが、そうやって減色したものをico形式で保存して再び開くと、256色リソースのディザがとれてベタで減色された状態になっている。16色の部分も、色味が微妙におかしくなっている。
Preview.appなど、Iconographer以外でicoファイルを開けるソフトで開いてみたところ、どうもIconographerの減色時&閲覧時の"Windows用パレット"に、Windowsシステム256色とは違うパレットが使用されているっぽい。
256色以下のリソースにあらかじめ他の画像ソフトで減色したものをコピペしても、保存して開くと元通り。
また、背景色を白以外にしていても、保存して再び開いた時点で、32ビットカラーを含むすべてのリソースで背景が白になってしまう。みたところ、1ビットマスクを基準に背景が切り抜かれているらしい。

同じソフトで作成したMac用のアイコンには問題はなく、保存前の通りにディザのかかった256色その他のリソースが保存されている。


このエントリを書きながらふと思い立って、新規ファイルをゼロから作成したり、他のアイコン変換ツールで作成したicoファイルを編集してみたりしたが、やはり保存すると色周りがおかしくなる。
ずいぶん前から開発の止まっているらしきソフトではあるし、カラーパレット周りの処理になにかバグがあるのだろうか。

追記:試しにIconBuilderで生成してみた(おそらく)正しいWindows256色パレットを使ったファイルを読み込ませると、Iconographerが落ちてしまった。ムキー!

*1:環境設定でオンオフできる