去年のほぼ日手帳をハードカバー製本してみた
ほぼ日ストアで今年用の手帳を買うついでに、ほぼ日手帳用の製本道具セットと材料キットがあったのを見かけて衝動買いしてしまっていた。
年が変わって手帳が切り替わったので、早速古い手帳をハードカバー化してみた。
準備
ねこに悪戯されない部屋を用意する。今回は禁ねこ化が容易なダイニングのテーブルを使用。
道具セットの内容の他に
- カッター
- はさみ
- 30cm定規
- 筆記具(表紙クロスの目印付け用)
- A4版程度の薄くて引っぱりに強い紙(クラフト紙やコピー用紙など。表紙を貼り込む際の持ち手兼カバーとして使用)
- 糊付け用台(いらない紙やキット同梱の台紙などでOK。今回はカッターマット使用)
- 本文厚さ+4mm程度の台(古雑誌などでOK)
- ボンドを瓶から出したり混ぜたりするための適当なヘラ
- 手拭き
寒冷紗その他を貼る
キットの寒冷紗を1/2に切って背の真ん中に貼る。上下は空く。
寒冷紗の上からしおり・花ぎれを貼る。しおりを下側に貼りかけて焦る。
ここまでの時点で、本文は糊がくっつかない場所に一度置いておく。
表紙を作る
表紙用クロス(和紙で裏打ち済の綿布)に芯の板紙を置く目印の線を引き、角を斜めに落とす。寸法は材料キットのマニュアルに書かれている。
クロスの裏に糊を引いて板紙を貼る。濃紺色のクロスに鉛筆で目印をつけたため、糊を引いたらほとんど見えなくなってしまって後悔した。
作業用の薄紙の上に表紙を置いて、薄紙で包むように引っ張りながらクロスの端を折り返して板紙の裏側にしっかり貼る。
本文と表紙を合体させる
表紙クロスの裏側、表紙と背表紙の間の空き部分にボンドを塗り、本文を真ん中にずれないように載せる。
本を閉じて本文が奥中心に来るようによく押さえ、表紙と背表紙の間に竹ひごを挟んで重石を乗せてしばらく待つ。
固まってきたら、見返し紙の裏側に糊を引いて表紙裏にしっかりと貼りつける。
最後に、先ほどと同じように表紙と背表紙の間の溝に竹ひごを挟み、適当な重石を乗せて一晩置く。
…つもりだったが、食卓に置きっぱなしだと夕食のスペースが確保できないので適当に安全な場所に移動して重石を再セット。現在糊の乾燥待ち中。厳密に測ってはいないが、ここまでの総所要時間は1.5時間ほどだったようだ。
本文の背を作業してから表紙の作成が終わるまでの間の待機用に、本文を立てた状態で置いておける台かなにか(それこそ製本用万力とか)があると便利だったかもしれない。